書店で行われていた耕太のサイン会に、たまたまあなたは居合わせます。

あなたは特にファンではなかったためお目当ての本だけ買って帰ろうとしていたが、エレベーターの故障で耕太とふたり閉じ込められてしまう。

そんな状況の中、あなたはのんびりした性格の耕太に癒やされ、耕太もあなたのことを守ってあげたいと感じます。
その後、あなたの部屋に空き巣が入ったことがきっかけで、あなたは耕太の家に身を寄せることになります。

「まずは自己紹介からかな？　僕の名前は天野耕太（あまの　こうた）、年は三十歳。職業はハンドメイドアーティストで、今日この書店へは、新しく出た本のサイン会で来ました」

「今日はとってもいいお天気ですね。そのせいか、庭に今年初めてビオラの花が咲いたんです。それで僕も嬉しくて よかったら、帰りに庭も見ていってください」 

「僕は貴女のことが好きです。ずっと一緒にいたいと思っています 貴女をそばで守りたい……。元気がないときは元気づけてあげたい 寒いときは暖めたい だから……。僕の恋人になってくれませんか？　恋人としてそばにいてください」 

男に言い寄られ、困っていたあなた。たまたま通りかかった星夜が「俺の彼女になんか用？」などと言ってあなたを助けます。

星夜は相手をただのナンパ男だと思っていたが、それはあなたの会社の同僚で、「あなたにイケメンの彼氏がいる」ということが周囲に知れ渡ってしまう。

さらに同僚がストーカー化してしまい、星夜はあなたを守るため、自分の家に住まわせることになりました。

「これ、俺の名刺。涼風星夜（すずかぜ　せいや）って言うんだ。歌舞伎町でホストやってる もし俺のことで何か聞かれたりして困ったら、こっちで対応するから電話して？」

「あれ、言ってなかったっけ？　姉と妹がいるんだ そう、三人兄弟で上も下も女！ホストになったのも、ある意味そのせいだな。女の機嫌取るのに慣れてるから」 

「キミが好きだよ。女の子をこんなに好きになったのは初めて この前は偽物の彼氏でいいなんて言ったけど、本音は違う キミを自分のものにしたいと思ってる」