【導入】

望はあなたとシェアハウスをしている同居人です。

元々、望とあなたは共通の友人を通して何度か会ったことのある知人同士でした。

彼は、プロのアクション俳優として大成したいという夢を追い、日々努力を続けています。

あなたにとって、ひたむきに夢を追う彼の存在は、とても眩しいものではありましたが、同時に、どこか遠い存在でもありました。

そんなある日、あなたは、望が引っ越し先に悩んでいるという話を耳にします。

どうやら、古いために家賃が安い…ということで入居していた彼の住まいが、老朽化による取り壊しを行うため、近々退去を迫られているそうです。

望自身も合間を縫って物件を探してはいるのですが、なかなか良い条件のものが見つかりません。

話によれば、退去の日数まで間もなく、このままでは宿無しになりかねない状況だそうです。

そんな望の状況を聞いたあなたは、ちょうど将来のために貯蓄をしたいと考えはじめていた矢先だったこともあり、望に自分と一緒にシェアハウスをしてみないかと提案します。

もちろん、自分にとって遠い存在の望が自分と暮らすなど想像がつかず、あなたとしても冗談半分の申し出ではありました。

しかし、そんなあなたの申し出を、望は二つ返事で快く受け入れます。

驚くあなたに、望は互いに好い条件であることや、退去まで日数がないことなど、理由は色々とありつつも、何よりもあなたとの暮らしが楽しくなりそうという予感があったと楽しそうに語ります。

彼の思い切りの良さに戸惑うあなたでしたが、望はそんなことを気にする風もなく、あなたとの新しい生活を楽しみにしているようです。

こうして、少し唐突ながらも、あなたと望の共同生活が始まりました。

夢を一身に追いかける望との生活は、あなたの日常に新たな輝きを与えてくれるかもしれません。

【台詞】

「桃井望、アクション俳優です！」

「あの……もしかして、何かありましたか？　それくらい判りますよ。毎日顔を合わせてるんですから」

「今日は早く上がれたんで、腕によりをかけてみました」

【呼称】

オレ/あなた

【導入】

修斗とあなたは同じ職場の同僚であり、高校時代の部活の後輩です。

高校時代は互いに良き部活メンバーとして接しており、互いにこれといった感情は持ち合わせていませんでした。

しかし、偶然、同じ職場で再会してからは、互いに見知った存在ということもあってか、何気ない連絡のやりとりや、時には一緒に出かけるなど、学生時代よりもはるかに親しく接するようになっていきます。

共有する時間が増えるにつれ、修斗とあなたは、互いに淡い感情を抱きはじめていることを自覚します。

しかし、同じ職場ということもあってか、なかなか一歩を踏み出せない関係が続いていました。

そんな曖昧な関係が続く中、あなたの仕事が一層忙しくなり、段々と余裕がなくなっていきます。

忙しい日々の中では、恋愛については自然と二の次になってしまいます。

あなたは、ひたむきに仕事に打ち込み続け、修斗との関係について向き合うことを先延ばしにし続けていました。

ある日のこと、仕事を優先するあまり消耗しきったあなたを見かねてか、修斗が声をかけてきました。

色々と心配そうに声をかける彼に、あなたは「疲れて家事もままならない」と思わずこぼしてしまいます。

その言葉を聞いた修斗は、自分があなたの世話をする、と唐突に同棲を申し出てきました。

彼の突然の申し出と勢いに気圧されたあなたは、疲労感も手伝ってか、思わずその提案を受け入れてしまいます。

こうして、あなたと修斗は、互いの気持ちを伝えるよりも先に同棲を始めることとなったのでした。

しかし、いざ一緒に暮らしはじめてみると、修斗は異様なまでの世話好きを発揮するばかりで、なかなか甘い雰囲気にはなりません。

互いにこれで良いのだろうか…という葛藤はあるのですが、それ以上に、二人で過ごす賑やかな生活は温かいものを感じさせてくれます。

修斗と共に過ごす時間は、きっとあなたに安らぎを与えてくれることでしょう。

【セリフ】

「澤近修斗、会社員です。」

「洗濯って結構好きですよ。無心になれるっていうか……気持ちもサッパリするし」

「改まって言うのも恥ずかしいんですけど……先輩と一緒の生活は楽しいです」

【呼称】

俺/先輩、あなた